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八回目ゲスト 三木聡さん(SATOSHI
MIKI)
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1961年8月9日 横浜市出身。
現在、笑う犬の生活、 TV’S・HIGH、
シネパラ、 北半球で一番くだらない番組…などの番組でコントを書く。
2000年まではシティボーイズライブ・作・演出。
短編映画 「まぬけの殻」脚本・監督。 |
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| 三木 |
大分前の話だけど、ニューヨークに住んでたデザイナーが
日本に帰ってきて、テレビで「ごっつ」見たら、
「なんでこんな前衛アートみたいな番組を
こんな時間に日本は放送できてるんだ!?」って不思議がってたよ(笑)。
突き詰めちゃって、シュールレアリズムみたいになっちゃってたんだろうね。
笑わせようと必死になるあまりにね(笑)。
アメリカの笑いってそこまで行けないから、すっごく
不思議で新鮮だったって。 |
| 高須 |
野沢直子が日本に戻ってきて、
「寝起きハイテンション」って企画見た時に、
「なんだこれ!?」と 思ったらしい。
やっぱり日本のお笑いってすごいと 思わざるを得なかった、と。
こんなバカなことを考えられる人が日本にはいる、
やっぱり松本人志はすごいって言ってたなぁ。 |
| 三木 |
変な発展の仕方だとは思うのよ、日本の笑いって。
多分、単一民族国家ってのも大きな要因なんだろうけどね。
共通認識みたいなのがあるから、その先で笑いを作って
いけるじゃない??
アメリカとかは多民族国家だから、 まず共通認識を、
と思うとどうしても浅いところへ 働きかけなくちゃいけないからね。
日本は、そこを飛び越えていけるから、うん。 |
| 三木 |
なんかさぁ、生まれてるところで認識が変わってくるっていうの、あるよね。 |
| 三木 |
世界っていうのもそうだけど、国内でもさ、大分違う。 |
| 高須 |
やっぱり工業地帯で、しかもそのー、借金し倒してるような
おっさんやおばはんが住んでるような町って、
やっぱり日常のテンションが高いもん(笑)。
酒飲むにしたって、「え〜い、もう何でもええわ〜っ」て
雰囲気で飲んでたりするからさぁ、明らかにそれって
モラルってものがゼロの世界やからね。
…昔、浜田の家の近所に、変な空間があったのよ。
電柱の上の方に、街灯ってがあるでしょ??
オレンジ色の光の、 傘かぶった形してる…
あれを強引に下まで引っ張って 下ろしてきて、
それを飲み屋の明かりに使こてんのよ(笑)。 |
| 高須 |
飲み屋の外に、ビールの箱を並べて、そこに古い畳が
ばーんと載せてあるのよ。簡易ベッドみたいに。
その二畳ぐらいのスペースの真ん中に将棋盤が置いてあって、
おっさんらが寝ころびながら、酒を飲みつつ、
だっるそぉぉぉに、将棋指してんのよ〜。
それが浜田の家から10メーターぐらいの場所(笑)。
もちろん公道やで?? |
| 高須 |
電柱の電気下ろして使うなんて、おっかしいもの、どう考えても!!
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| 三木 |
街灯の概念を覆してるんだよね、日常で既に(笑)。 |
| 三木 |
町全体の馬鹿馬鹿しさで以て、培われるものはあると思う。
既成のことに縛られない感覚って、どこか笑いには
必要だったりするじゃない? |
| 高須 |
そういう意味で、尼崎って言うのはすごい良かったんかも
しれんなぁ。。。変な町やったもんなぁ、どう考えても。 |
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…八十分の時間が過ぎて、録音テープも終わる頃、
話はずいぶん半ばだったけれど、三木さんは名残惜しそうに席を立って、
仕事へ向かわれた。
「また、年明けにでも時間取ってゆっくり飲みましょう」
「そうだね」
「絶対ですよ!!」
帰る三木さんを途中まで見送ってから席へ戻ると、
高須さんはやっぱりにこにこ笑って、
「大きくてなぁ…おもしろい人なんよなぁ。すごいよなぁ」
と しみじみ呟く。
「そうですねー。素敵な人ですねー。男も惚れる男って感じかなぁ」
と返すと、
「せやろー。ああいう大人になりたかったんよなぁ、俺…」
と、俯きがちに、またしみじみ。
新しいビールを注文して、私は録音機材をしまいながら言った。
「…でもね、三木さんへの憧れをそういう風に言える高須さんにも、
高須さんなりの素直なかっこよさと魅力があると思いますよ??」
「…そう??そういうもん??」
「そういうもんですよ」
「だといいかなぁ…」
そうして、二十世紀最大最後の男前な夜は幕を下ろした。
今頃、またこの盟友同士は何やらおもしろいことを考えて考えて、
おもしろくって仕方のない新世紀にしようと、
酒を酌み交わしていたり するのかもしれない。
小気味いいおもしろさが感受していけるような、
この年でありますように、 この国でありますように、
この惑星でありますように。。。 |
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御影湯 三木聡の湯 おしまい
三木さん、お忙しい中、たくさんのお話をありがとうございました!!
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