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 二回目ゲスト 片岡飛鳥さん(ASUKA KATAOKA)
名前 片岡飛鳥 さん
 1.笑いとパッケージ
片岡 これは、何を喋ったらいいの?
高須 何でもいいよ、適当で大丈夫。
雑誌とか、そういう大仰な感じじゃないから。
でも、俺はー…飛鳥はいい加減じゃない喋りをしてくれると信じてるけどね。
片岡 あ、ちょっといい話とか喋っちゃったりして(笑)。
高須 そうそう、もちろん。もちろんよ(笑)。
  丸みのあるガラスのジョッキに入ったビールが二つ。
あったかい水餃子やハムとアボガドのサラダなどをつつきながら、
今日の対談は、はんなりと幕を開けるのでありました。
 
高須 前回、このディレクター対談に出てくれた杉本っちゃんが
「片岡飛鳥を意識してる」って言うてたで。言いまくってたもん。
片岡 俺、杉本さん会ったことないんだけど、
『ウンナンのホントコ』とか演出してるディレクターさんだよね?
高須 そうそう。 飛鳥くんはちゃんと闘ってるからすごい、って。
杉本っちゃんは杉本っちゃんで番組づくり、
かなり闘ってんねんで?もちろん。
だけど、飛鳥は「笑い」ってところで闘ってる美しさがあるやん。
片岡 そこはまぁ、うん。
高須 杉本っちゃんの作ってる番組は、
純粋に笑いってことだけではないやんか。
情報もあり、遊びもありのバラエティ番組の、
どちらかと言えば番組全体の枠組み、色、雰囲気、
まとまりのパッケージ面重視というか、ね。
「笑い」っていう押しの強さだけでは成り立たせないから。
そこが闘いが足りないって思ってんのんと違うかなぁ。
片岡 いや、でも大事よ、大事だと思うよ、パッケージって。
それをつくれるディレクターは、実はすごく少なかったりするもん。
杉本さんって人を、僕は顔も知らないし、
今までどんな番組を担当してあったのかもあまり知らないんだけど、
何をすごいと思ったかって言ったら、『気分は上々』見た時だった。
いろんなバラエティ番組が『めちゃイケ』のパッケージを
なぞり始めた時期に、全く違うパッケージ感で
ガラッと雰囲気をかためちゃったでしょ?
あれはすごいと思ったよ。
で、あのテロップも、きっと演出の人が一所懸命考えてんだろうなぁって
思ったんだよね。何となく似てると思ったんだよなぁ、
俺が『めちゃイケ』のテロップ作ってる気持ちに。
場の全体を見据えて、客観的に、クールに行ってみようっていう。
で、杉本さん本人がテロップをやらなくなったら、
ぐっと番組のテイストの部分が、そのクールな感じが
削がれて無くなっちゃったりする時もあるんじゃないかなって。
高須 あるある。
テロップって個性とセンス、丸出しになるやんか。
担当ディレクター変わったら、パッケージの色とかラインが
ごろっ、と変わってしもーてっていうので、
それだけで突然つまんなくなるっていうの、絶対ある。
片岡 でも、とりあえずパッケージを作ったのは杉本さんでしょ。
あのパッケージが受け継がれてるわけだから、
それはそれで価値はあるんだよ。
「世界観のあるディレクター」ってことなんだよね。
そういう演出の考えられるディレクター、今ホントに少ないもの。
笑いかどうかは分からないけど、『ASAYAN』からモーニング娘。の
プロモーションビデオとか全部やってるタカハタさんっていう人も
世界観すごいよね。
どの局で作る番組にも、完全に色が出てるじゃない。
高須 彼は彼でおもしろいと思うよ。
俺、そんなに詳しく 知ってるわけじゃないけど。
片岡 もちろん、笑いの要素を生み出せるっていうのも
大事なんだけど、パッケージ組み上げられるディレクターって言うのも
やっぱり優秀なんだよ、必要なんだよ。
高須 飛鳥もやれるやんか、パッケージ。
片岡 いや、出来ないことはないよ、そりゃあ。
でも、僕は笑いに偏るもん、どうしても。
バラエティである以上、おもしろくなくちゃダメなんだよ。
だから笑いの要素は絶対大事なわけ。
だけど、パッケージが上手につくれないと他と違う番組に見えないんだよ。
高須 そうやなぁ。そうそう、全部同じになってまうからね。
 
片岡 今、ふと思い返して…『ごっつえぇ感じ』にパッケージ感が
あったかと言われると…。
高須 いや、そう強くなかったと思う。
片岡 制作サイドというよりも松ちゃんのテイストというか、
純粋なお笑いパワーだけで持っていってた部分、あったよね。
高須 おもしろいものであれば何でもいいっていうのが
「ごっつ」やったからなぁ。
片岡 『夢で逢えたら』は、逆にパッケージすごかったけど。
高須 『夢逢え』はあった、パッケージすごかった。
星野さん(星野淳一郎氏)が、ばりばりに創ってたもん。
あのオープニング…番組の頭の一分何十秒かで
サザンの曲で以て、ぐーっと笑いの見せ方を変えてしまってたもんね。
俺は『夢逢え』が始まった当時、大阪に居ったのよ。
まだ深夜にやってた頃で、大阪ではオンエアしてなかってん。
で、作家の寺崎要さんって人が居って、
「あの番組はすごい」って言うてたの覚えてるわ。
で、俺もビデオを貸りて見てみてんけど、ホントにうわぁって思った。
寺崎さんは、あの見せ方でもって松本がすごく得をしてるって
言ってたし、俺も確かにそう思ったもんね。
プラス、深夜であそこまでつくりこまれたら、
他はどうしたらええねん、みたいなダメージもあったし…。
それを思わせたのは、やっぱり笑いがどうってこともあったやろうけど、
それよりも、番組そのものの「パッケージ感」やったんよね。
 
片岡 パッケージをつくるディレクターと、
笑いをつくるディレクターっていうのは、タイプがあるんだよ。
もちろん、どっちも完璧にできればその方がいいんだろうけど。
『ひょうきん族』で、オープニングテーマを
クラシックのウィリアムテルにしようって言って、
笑いへのイメージを音楽で魅せるってことを取り入れた、
当時ひょうきんのディレクターの永峰さんも、
そういう意味でパッケージが素晴らしかったんだと思うよ。
笑いの部分は、また三宅さんがすごかったしね、あの番組は。
バランスがすごかったんだよね。どっちもできてた。
自分の色のあるディレクターというか、 専門職が沢山いた。
高須 だから、心に残っていくんよなぁ。
番組のカラーごと、イメージとして残る。
それは「笑い」だけではだめだったりするところなんやで、きっと。
片岡 古い言い方になっちゃってイヤなんだけど、
笑いを「おしゃれ」に見せたのは、永峰さんからかもしれないよね。
高須 おしゃれね、はいはい。
確かに漫才番組を「THE MANZAI」としたり
「冗談画報」という番組で
ミュージシャンとお笑いのライブを組ませたり…。
片岡 かっこいい音楽入れて、「ザ・マンザーイ!」みたいな
英語のナレーションも、全部含めておしゃれっていうのが
衝撃的だったんだよ。
高須 そいで、それを覚えてしまってるしなぁ、結局。
すごかったんやなぁ。
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久保田智子
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そーたに
おちまさと
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