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二回目ゲスト 久保田智子さん(TBSアナウンサー)
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| 久保田 |
私の家では『野生の動物』と、『小公女セーラ』とか
ハウス食品がやってたアニメだけでしたね。
あ、あとニュースは大丈夫。 |
| 高須 |
うわー、いい子さんの家庭だ。ドリフなんかのバラエティは? |
| 久保田 |
でも、『ひょうきん族』はだめでしたね。
絶対みせてもらえなかった。すごく見たくてしょうがなかった、
ほんとに見たいものはたくさんあるのに見せてもらえなかったんですよ。
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| 久保田 |
ん〜、ありましたけど、それも中学校くらいまでですよ。
高校になれば、さすがにかなり自由に見せてもらえるようになりました。
ドラマとかは中学校のときも見れましたよ。
「東京ラブストーリー」とか、「101回目のプロポーズ」とか、
すごくはまってました。 |
| 高須 |
「101回目のプロポーズ」ははまるわな。確かに俺もはまった。
あんまバラエティ見たりとかって少なかったんだ。
まぁ……だって好きなのが、小津作品だもんね、映画の。 |
| 高須 |
それでカリフォルニア大学っておかしいなって思うけど。
俺小津さんの映画、ほとんど見たことなかったのね。
で、見なあかんと思って。で、見てみたら確かに良かった。
「おはよう」と「東京物語」、良かった。 |
| 高須 |
大好きなんだよね? 小津安二郎が。やっぱり変わってるなぁ。
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| 久保田 |
小津作品についてならいくらでも語っちゃいますよ? |
| 高須 |
んー、あー、うー、今日はやめとこ(笑)。
またそれは酒でも飲みながらでしょう。 |
| 高須 |
そういった青春すごして、大学行って、戻ってきたら、アナウンサーかぁ。 |
| 久保田 |
そもそも花形だっていうので女性として憧れがあったんですよ。
テレビに出るっていうことに対しても、それなりに興味はありましたし。
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| 久保田 |
留学から帰ってきて結構すぐだったんですよ、試験の期間が。
だからとりあえずスーツをあわてて一着買って、
すぐに一番早い日程の日テレを受けて……。
普通、アナウンサー志望の人たちって、みんな
「アナウンスセミナー」っていうのを受けるんですよ。
でも、間に合わなかったからそれも受けてなかった。
実際、よく分からなくて、とりあえずは紺色のリクルートスーツを買って。
そしたら、試験で浮きましたね。みなさんの華やかなスーツのなかで、
紺の1着しか持ってないんですよ、私は。毎回同じの着てました。
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| 高須 |
逆に目立ってよかったのかもしれない。
どんなことを聞かれるの、試験では。 |
| 久保田 |
とりあえず、いろいろ話すんですよ。
こういう風に対面で話したりもあれば、集団で討論があったり。
あと「明日はニュースを1本作ってきて下さい」っていう課題もありました。
内容は何でもいい。実際にあるニュースでもいいし、
自分でつくってものでもいい。その原稿を、発表する。
日テレはそういうのがありましたね。 |
| 久保田 |
私、その頃の夢が「宇宙に行ってニュースを読む」だったので、
宇宙ステーションからのニュースを読みました。 |
| 高須 |
うお、なかなかおもしろいね。それいろいろ考えた?
なんにしようかな、普通じゃいかんしなって。 |
| 久保田 |
普通じゃないようにっていうか、
宇宙からニュース読んでるっていう時代もくるかなぁって。
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| 久保田 |
そうです。想像するんです、全部。
想像するんですけど、地球vs他の星の壮絶な戦いな訳ですよ。 |
| 高須 |
おおお、惑星間かいな(笑)。地球内の戦いじゃなくて?
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| 久保田 |
そうそう。でもずっと昔から、それこそ鎖国の時代から
日本の中で争いがあったけど、鎖国が解けると日本は日本として団結して。
他に敵が現れるとけっこう団結するでしょう。
今のいろんな戦争も、どこか他の星から攻撃されるっていう風になったら、
なんて小さい戦いなんだろうって思えるんじゃないかなって。
宗教対立もなくなるかしらって思ったんです。
そういうのニュースにして読みましたね。 |
| 高須 |
変わった子やったんやろなぁ、審査員にとっても。
で、どうしてTBSにしたの? |
| 久保田 |
日テレがまだ人事面接の段階でTBSの内定が出たんですよ。
で、TBSも受けて、フジも受けて、テレ朝も書類を出しました。
テレ朝がその時すっごく遅かったんですよ。
でも、だいたいそんなに差はないですよ。 |
| 久保田 |
それはさすがに分かりませんけど。
フジテレビの面接でゴダールも大好きだーっていう話をしたんですよ。
「絵が好きなんですか」って話になって、
ゴダールを熱く熱く熱〜く語ったらね、落ちました(笑)。 |
| 久保田 |
それで「濃い話をしすぎるといけないな」と勉強になりまして。
でも、TBSの最終面接でも、またゴダールの話になっちゃったんですよね。 |
| 久保田 |
で、社長から、いやぁ君、そんな固いことばっかり言ってると、
おじさんには受けるかもしれないけど若い人には受けないと思うよって
言われて。あ、しまった〜って思って、あわてて方向転換。
「あの、私、ゴダールももちろん大好きなんですが、タイタニックが大好きなんです!」
って猛烈に話しました。 |
| 高須 |
「タイタニック」……久保田、そういうの、そんな好きじゃないやん。 |
| 久保田 |
そ、そうなんですけど……。
そしたら話が弾んで、いい感じに盛り上がりまして、結局内定いただきました。 |
| 高須 |
ゴダールからタイタニックまで、メジャーなところにも
鼻が利きますよっていうのが、好印象やったんかもね。
いや、やっぱそれなりに面接ではあれこれ工夫してたんだね、やっぱり(笑)。
みんな苦労してるんだろうなぁ。笑顔の裏で焦ったりしながらさ。
で、ほかの局についてはそれからどうしたの? |
| 久保田 |
もう内定が出た段階で、
人事の方に「うちでお願いします」って言われたので、
「あ、私はTBSだな」と思って、そのままほかの局は考えませんでした。 |
| 高須 |
まあ、そういう風に言ってくれるならTBSだなと。 |
| 久保田 |
そうですね。でも、今から思えば、日テレもそのまま
受けてたらどうなったんだろうなー、とは思いますけどね。 |
| 高須 |
絶対に違う人生を送ってただろうけどね、また。
アナウンサーとして、女性として、まったく違う未来があったんだとは思うよ。 |
| 久保田 |
そうですねぇ、局が違えばアナウンサーとしての仕事は、
また全然違ったんでしょうね。 |
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